最後にもうひと26‥。阿尾城は富山湾に面した独立丘陵上に築かれており、城址の周囲は断崖絶壁となっているようです。
登城道から三の丸・二の丸・本丸(伝)と続き、本丸には櫓が築かれ、ここから海上を行き交う船を監視していたようです。築城時期は不明ですが出土物から15世紀後半ごろには存在していたと思われ、天正・文禄年間(1573~1596)ごろには菊池右衛門入道・十六郎父子が居城していたとされます。菊池氏は織田信長配下の佐々成政に従いますが、成政と前田利家が対立すると前田側に付き一万石を安堵されたとのことです(現地案内板)。本丸からの眺望はすばらしく、夕陽を眺めているとなぜか頭の中にトランペットの音が響いてきます。
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