【熊野城】
<駐車場他>須谷地区農山村広場前に6台程度駐車可能。
<交通手段>車
<見所>切岸・曲輪・眺望
<感想>1泊2日尼子十旗攻城の旅2日目7城目。第八の城、熊野城は15世紀に熊野久忠によって築城されました。1563年に毛利元就に攻められますが撃退します。1566年月山富田城降城と共に熊野城も降城しますが、尼子氏再興の挙兵に応じて熊野氏が再び城を奪還します。1570年布部山の戦いで尼子方が大敗した際に熊野城も再び降城しました。開城後に毛利氏家臣天野隆重の城となり関ヶ原後に廃城となったようです。
松江市街から県道53号線を南下して行くと熊野大社があり多くの参拝者が来ていました。大社を過ぎると前方に山頂部が切り開かれ大木が3本しかない残っていない山が見えますので城跡だとすぐ分かります。駐車場所に自販機、公園にトイレもあり登山準備が調えられます。登城口は<35.356034, 133.059149>にあり標識があります。山頂までは700m程で主郭の搦手北側から入り込みます。城跡は主郭周りの曲輪と主郭から南方向に段状に伸びる連郭が非常に綺麗に整備されています。主郭から全方向の眺望が見渡せるので気持ちいいです。連段の主郭から2段目は巨石を利用した曲輪壁で見応えがあります。主郭南東側の切岸は高さ急峻で圧巻です。主郭から東方向にも連郭になっているようで、3段目以降木が鬱蒼として入り込めませんが主郭から見ると木の上部が水平に並んでいるので平坦地に木が生えていることが分かります。堀切・土塁の無い城跡でしたが、何かこういうのもいいなって感じの城跡でした。
<満足度>◆◆◇
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