この城の歴史は古く平安時代に安倍氏により築城され、戦国時代は稗貫氏の本拠地鳥谷崎(とやがさき)城と呼ばれた。天正18年の奥羽仕置で稗貫氏が改易された後は南部藩の領地となり、藩政期を通して城代が置かれ花巻城として存続した。
城の構造は、北上川、豊沢川の河岸段丘上に北から本丸、二の丸、三の丸を配した梯郭式縄張だったが、現在は本丸以外は都市化により遺構は消滅しているようだ。
本丸には復元された西門、土塁、台所門の枡形、菱櫓台、井戸跡などが残り、本丸西の馬出曲輪、本丸南の水堀、空堀、旧三ノ丸の大手門跡(市役所脇)や円城寺門(搦手門)からかつての威容を偲ぶことができる。
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