本丸周辺は公園として整備され、さらにその周りは耕作地や住宅地になっているので、何も知らないと本丸以外城に見えないのですが、説明看板のとこに描かれている縄張図を見ながら踏査すると、当時の姿が鮮明に見えてきます。
本丸の西側が谷になっていて南に向かって道が続いているのですが、これはかなり大きな空堀ですね。その西側にあるニの郭とを隔てる重要な城の防御施設です。
その谷を南に進むと段々上に平坦面が続いていきますが、これは出丸のような機能を持つ場所でしょうね。
そういった目で見ていくと二の郭の西にも堀がありますね。
次に別の城に行く予定があったので、30分程度で切り上げてしまいましたが、この縄張図をもって一日かけて踏査すればなかなか面白いお城だと思います。
看板の縄張図の下には「下伊那農業高校社会研究班作成」と書かれていました。ということは、高校生が書いた縄張図ということでしょうか?高校生でこんなきれいな縄張図が書けるなんて凄いですね!!
公園なので駐車場もトイレも設置されているので、訪問しやすいお城です。
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