にしたかぎけじんや

西高木家陣屋

岐阜県大垣市

別名 : 高木陣屋、(多羅城、多良城)
旧国名 : 美濃

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長屋門
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ぴーかる

西高木家陣屋 (2025/01/18 訪問)

【西高木家陣屋】
<駐車場他>上石津郷郷土資料館駐車場に駐車し資料館100円に行きました。
<交通手段>車

<見所>石垣・長屋門・東高木家土蔵と石垣
<感想>美濃国石津郡を領有する高木家は高木貞利が関ヶ原の戦いで東軍の先鋒隊として参加し2000石の旗本として与えられたのが始まりとします。高木家は高木貞利の西高木家、高木貞友の東高木家、高木貞俊の北高木家の3家に分かれて交代寄合となり以降3家が隔年交代で参勤交代をします。高木家は明治まで存続しました。
 先達方の投稿で石垣が見応えありそうで行きたい城にリストアップしていました。最初に資料館に行き、そのあと周辺散策をしました。資料館は撮影禁止で陣屋の地形模型等があります。リーフレットも無くてちょっと侘しい資料館でした。陣屋は牧田川の西側の河岸段丘上のへりに築かれていて、その西側から広い平地が続いています。西高木家が3家の中で最大で2300石だが大名格だけあってもっと石高あるように感じました。虎口跡と東側法面の石垣が見応えありました。
 この日は滋賀・三重・岐阜の残していた城を攻略しました。城びとフラッグの穴埋め的な気分で行きましたが采女城は予想外に素晴らしかった。368㎞無事走破。

<満足度>◆◆◇

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しんちゃん

ラブリー砂岩の世界。 (2024/03/10 訪問)

先日、西高木家陣屋の石垣の95%が養老山系の硬質砂岩と書きましたが、自分で数えたわけではありません。そこまで変態じゃないです。岩石の比率は某サイトを参考にさせていただきましたが、河戸石は見ればすぐにわかります。基本的に石垣の石というのは、天下普請でも無い限りは現地調達が鉄則ですので、地理的に見て河戸石が使用されているというのは想定できます。
私の好きな和泉砂岩は白亜紀の地層から採取される砂岩で和泉山脈から讃岐山脈、高縄半島に至るまでの広範囲に分布しています。特に和泉で採取される砂岩は綺麗な緑灰色で土木や墓石など幅広い用途に使われています。ちなみに和泉砂岩でつくられた古い墓石はみんな崩れてしまっているようです。諸行無常ですね。
淡路島の洲本城の石垣も和泉砂岩で場内に石切り場があります。叶堂城の石垣は移転に伴い撤去されてしまいましたが、付近で採取される和泉砂岩を使用しているとみて間違いないでしょう。他に有名なのは和歌山城と岸和田城に使用されている和泉砂岩です。

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しんちゃん

大名格の交代寄合の陣屋跡 (2024/03/10 訪問)

西高木家陣屋は河岸段丘上に築かれた西高木家の陣屋跡で、前身は関一政の築いた多羅城とされています。高木家は西家・2300石、北家1000石、東家1000石の三家で交代寄合美濃州として交代で参勤交代を行い、大名と同等の格式を与えられていたようです。天保3年(1832)に北高木家が火事にあい、西高木家も屋敷を焼失したそうです。
嘉永5年(1852)に表門が、明治29年(1896)に屋敷が再建され、敷地内には大垣市上石津郷土資料館が建てられています。また当時の石垣が残り、見たところ河戸石が使われているように見受けられます。どうやら95%が養老山系の硬質砂岩(河戸石)、4%が花崗岩、1%が結晶片岩のようです。河戸石はジュラ紀の地層から採取される、硬い砂岩で、名古屋城の二の丸外周や加納城(推測)にも使われています。劣化して崩れてくるというよりは、端が割れたり欠けたりしています。苔むして変色してくると、もはや花崗岩などと見分けがつきません。立派な石垣になっています。

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小城小次郎

三家とも独立した交代寄合なのだ(仲良しだったみたい) (2023/04/15 訪問)

西・東・北の高木家はもともとひとつの高木家だが三兄弟(一人は甥っ子だが養子縁組で弟になった)それぞれに武功を上げたので三家とも独立した交代寄合の扱いを受けた。三家のうち二家ずつで仲良く参勤交代してたそうだ。

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城郭情報

分類・構造 (平城)、陣屋
天守構造 なし
築城主 関一政(多羅城)、高木氏(西高木家陣屋)
築城年 天正年間(1573〜1592)?(多羅城)、慶長6年(1601)(西高木家陣屋)
主な城主 関氏(多羅城)、高木氏(西高木家陣屋)
遺構 長屋門、母屋、石垣(西高木家陣屋)
指定文化財 国史跡(西高木家陣屋跡)
再建造物 石碑、説明板(西高木家陣屋)
住所 岐阜県大垣市上石津町宮237
問い合わせ先 上石津郷土資料館
問い合わせ先電話番号 0584-45-3639