前回投稿した大草城とセットで訪れた愛知県常滑市の大野城。
伊勢湾の東岸、河口に大野湊を擁した矢田川南の青海山の北面に築かれた城。
室町初期から知多半島の支配者が拠点としてきた地で、戦国期には大野湊が水軍基地に。
築城者は1350年頃の一色氏と伝わり、1400年代末からは佐治氏4代が居住。
小牧長久手の戦いの後の佐治氏追放や、水利の悪さから廃城に至ったとのこと。
現在は中央部が城山公園として整備され、本丸北側には模擬天守、南側の櫓台には佐治神社が鎮座。
実際に訪れることで、北駐車場から本丸までの比高が50m近くあり、本丸北側は巨大な堀切で青海山(現在は住宅地)から切り離され、その堀が本丸の東西に巡らされた構造であることを理解。
また古絵図によると、城山公園の東と西の尾根も城郭だったとのこと。
滞在時間は約1時間半。
今は児童公園の雰囲気が強いが、案外壮観な城だったのではないかと感じた、私の城郭巡りの190城目でした。
※写真2と5は2025年1月の撮影
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