2018/04/17
城びとのイベントPICK UP! 【イベントレポート】「城びと 城の日(4月6日)トークイベント」(東京都)
「46」この数字、なんと読みますか? 「よんじゅうろく?」、いいえこれは「城」と読みます。そう!4(し)6(ろ)なのです。というわけで、4月6日は「城の日」です。城の日にちなんで、2018年4月6日に、城びとの連載陣としておなじみの歴史研究家・小和田泰経先生と観光ライター・いなもとかおりさんによる、トークイベントを開催いたしました! トークテーマは、この日から「続日本100名城」のスタンプラリーがスタートすることを記念して、「関東の続日本100名城」。今回は、その城の日のイベントの様子をレポートいたします!
会場はこんな感じです! お仕事帰りの方がたくさん。
当日はお仕事帰りの方も気軽に参加できるよう、19時~のスタート。何人の方にお申込みいただけるかドキドキしていたのですが、大勢の方にご参加いただきました! 皆さまの期待が高まる中、トークイベントがスタート。最初は、いなもとさんが当日早速訪れてスタンプを押した、品川台場の紹介から。なんと会場には、いなもとさんと同じく、品川台場でスタンプを押してきた猛者が2名もいらっしゃいました!!
いなもとさんのスタンプ帳。品川台場のスタンプがしっかりと!!
実は、小和田先生といなもとさんにトーク内容をご相談していた時、問題となったのが内容をどの程度マニアックにするか。申し込み時に書いていただいた「関東の続日本100名城で好きなお城は?」のアンケートの答えを参考に、ある程度詳しい方が多そうだという予想を立てつつ、きっと初心者の方もいらっしゃるから、マニアックな内容をみんなで楽しむには・・・と考えて、クイズ形式で発表することに!
せっかくなので、実際の問題を披露しましょう! 皆さんは何城か分かりますか?
①いくつめのヒントでわかるか
②お城のどことまで場所が特定できるか
ぜひご自分のお城度をチェック!
問題「いなもとかおりさんが好きな関東の続日本100名城、第3位はどこでしょう? お城のどの部分かまでお答えください」
ヒント1:冬の様子
ヒント2:人尺(右上にいなもとさんが!)
ヒント3:全景
ピンときた方いらっしゃいますか?
答えは・・・滝山城の二の郭(の南面)の空堀です!
では、次にいきましょう。
問題「小和田泰経先生が好きな関東の続日本100名城、第3位は品川台場の跳出石垣です。では、“品川台場の跳出石垣”はどれでしょう?」
おわかりになりますか?
答えは…一番上でした!!
「簡単!簡単!」という方には、次の問題。
問題「では、上の写真の真ん中と下は、どこのお城でしょう?」
気になる小和田先生の1位と2位はこちら!
2位:土浦城の水堀 (理由)土浦城は、土塁の折れもカッコよくて好き
1位:忍城の石田堤 (理由)平城の沼地のところが好きで、当時の雰囲気が味わえる
いなもとさんがお城にはまるきっかけは、10年前の日本100名城のスタンプラリーから。お城を訪れて、スタンプを押している人に「何ですか?」と聞いたのがきっかけだそうです。
対して、小和田先生はお城歴40年。「小学校にあがるまでは、どの家も休みの日にはお城に行くものだと思っていた」という、なんとも小和田家らしいコメント。子供のころ沖縄を旅行した際の「中城城行って、今帰仁城やそのまわりのグスクへ行って、ビーチには一度も行かない。海は今帰仁城から見たかなくらい」というエピソードには会場一同笑いに包まれました! そんな素敵な家族旅行、ぜひ体験してみたいですね!
話はどんどん広がり、いなもとさんの駿府城(静岡県)の発掘体験や、小和田先生が学生時代にアルバイトとして1~2か月の間、松代城(長野県)の発掘に携わったことなどから、イベントに参加された方たちは、何がきっかけでお城好きになったのかまで! あっという間の1時間30分でした。最後に皆さまと記念撮影をパチリ!
小和田先生&いなもとさんと記念撮影♪
参加いただいた皆さまのアンケートでは、「時間が足りない」「もっと聞いてみたかった」「面白かった」「また参加したい」との声が多く、脅威の満足度でした。小和田先生、いなもとさん、そして平日にも関わらずいらしていただいた皆さまのおかげで、城びと初イベントは大盛況に終わりました!!
初めてのイベントを通して、「今度はこんなイベントはどうかな?」「こういうテーマが面白いかも」と、色々アイデアが。
今回は、平日の東京での開催でしたが、こういったイベントを全国の方が楽しめるように、これからも企画していきたいと思いますので、皆さま乞ご期待! こんなイベントを開催してほしいというリクエストもお待ちしています♪
執筆・写真/城びと編集部 ※当日の写真以外は、写真:いなもとかおりさん