“微かな白化粧”は雪でなく、城内の要所要所に霜が降りていたのを形容しています。
遅蒔きながら年末の関東名城巡りからひとつ、大名千葉氏の居城 本佐倉城。
年忘れ、初の千葉県上陸を果たしました。
東京に前泊し、早朝から特急に乗って佐倉市へ。
当日は天候にも恵まれ、都会の喧騒から離れた場所で悠々閑適な時間を過ごせました。
城郭内外合わせて10の郭から構成されており、その面積は県内最大級なんだとか。
すべてをまわることは叶いませんでしたが、Ⅴ郭の東山馬場とそこに設置された月星紋盾や
Ⅲ郭とⅦ郭を分かつ大きな空堀が特に見どころといったところでしょうか。
当方、生まれも育ちも関西で東日本の城はまだ殆ど訪れておりません。
関東は特に土造の城が多く遺っていますが、石垣マニアの自分は「土の城」にあまり精通しておりません、、
パッと見ただけではどこが主郭部分でどういう縄張でとかほとんどわかりません
(わかるのは堀切くらい?)。
ですが、ここと次に訪れた佐倉城は遺構の状態が非常に良好で、往時の息吹を感じることができました。
名城指定はされていませんが、関西だと楠木七城のひとつである烏帽子形城なんかも土塁や堀切、曲輪などその遺構規模から馥郁とした中世城郭の香気を漂わせています。
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