東武スカイツリーライン 東武動物公園駅東口から境車庫行のバスに乗車し、30分弱バスに揺られながら、県境を越え千葉県へ。江戸町のバス停で下車し登城開始。
江戸町のバス停そばには、関宿関所跡の石碑があります。関所から北に進むと関宿城大手門跡の説明板があり、ここには外堀の遺構の溝が残っています。
江戸川の堤防伝いに進むと堤防の袂に不自然に出張っている丘があり、そこが本丸跡の一部のようです。
たまたまかもしれませんが、すぐそば田んぼの稲が本丸寄りだけ、なぜか植えておらず、水堀と勘違いしてしまいそうでした。(実際田んぼの付近は本当に水堀だったようで、農家さんナイス!!と心で叫んでしまいました。)
本丸には、関宿城址の石碑、説明板が設置されています。
本丸跡からさらに北に進み、模擬天守(千葉県立関宿城博物館)へ。こちらでは、関宿城主の梁田氏と北条氏との関宿合戦や利根川東遷などについても詳しく解説されていました。また「北条氏康起請文」「下総国関宿城本丸絵図」なども展示されていました。御城印は、駐車場そばの売店にて販売されていました。(春仕様のものを購入)
また城跡近くには、移築建造物が残っています。
まず實相寺の境内に新御殿が移築されています。関宿城博物館の展示パネルによると、久世広周蟄居所として利用された建物ということです。御殿が現存しているのは、全国的にもかなりレアですね。實相寺には、太平洋戦争の終戦に尽力した内閣総理大臣 鈴木貫太郎の墓もあります。
次に関宿から南に徒歩20分弱 東高野の民家に関宿城埋門が移築されています。ここは見学者専用の駐車場や説明板も設置されています。
その他、茨城の逆井城にも城門が移築されているようですが、今回は断念。
帰りは、埋門近くの「東高野」から川間駅へ向かいました。「東高野」は近くの工業団地へ向かうバス路線も合流する関係で、関宿城の近くよりもバスの本数が増えるので、公共交通を利用する方は参考になさってください。
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