城郭巡りの人間は、100城・続100城を巡る事は義務なのか?そんな疑問と残雪を求めて名道を走る6日目
4日目(22日)
本日10時は志賀草津道路の冬季閉鎖の解除となる。ここに合わせて全体の計画を進めてきた。寧ろ閉鎖解除の情報に気が付かなければこの時期の攻城はあり得なかったと言ってもいい。天気は良好、良い1日になって欲しい。
まずは5時にホテルを出発、箕輪城に向かう。
箕輪城・・・・過剰な装飾もなく、適度な表示のみで全く厭らしさが無く肩に力の入っていない素晴らしい城郭。普段は伏目がちで潜る
復元門も今回は良いアクセントとなっています。空堀底なもど最低限の整備で見上げながら歩く。時期も良かったのかも
知れませんが、行き過ぎるより自然体の城郭は好みです。城郭の維持管理は適度な方が良いのかもしれません。押し付け
がましく無く、例え想像が間違っていても自由に様々な思いや考えが膨らんで来ます。
昨日、道を間違え行く事の出来なっかた榛名山に表榛名から裏榛名に向けて走破。10時10分前には志賀草津道路の入口に達する。入口からは車など列をなしている。割と早く5分過ぎにはレセプション後のゲートを手を振りながら通り抜けいよいよ残雪の真っ只中へ。とてもとても良かった。ウインタースポーツの経験など無く、雪に縁の無かった自分が雪の回廊をバイクで走る事など以前は考えてもいなかった。この時期にバイクで来るのは今後おそらく無いだろう。老いからくる恐怖と焦りなどから早めの終活を始めて本当に良かったと思える。その後はのらりくらりと残雪を楽しみ志賀を抜け松代城へ。
松代城・・・・行く前から感じていた事がある。なんて平べったい城郭なんだと。実際に本物を眺めているとやはり同じように感じた。
天守ありませんね。無理に天守を復元するよりこの方が上品に見える。2階建ての住宅より平屋の住宅の方が金持ちに
見える理論と似ているのかもしれない。広い敷地一杯に低めの配置、なんて贅沢で見栄えの良い城郭なんだろう。
次は残雪第2の目的地北アルプス白馬へ。小川アルペンルートから鬼無里街道を通り白馬に至るルート。YouTubeで何度も何度も繰り返して観て道を把握した。小川アルペンルートから眺める北アルプス、山がデカい、とても綺麗だ、中々先に進めない。白沢洞門を抜けると北アルプスの残雪だった。田んぼの中から眺める残雪の北アルプス、自分は幸せ者なのかもしれない。
今日の宿泊地は松本城のすぐ近く、残念ながら城郭は日が暮れて佇まいを感じられただけだった。
本日は終日濃厚で満足な1日を過ごすことが出来た。良い城郭を見ることが出来たし、残雪に酔いしれる1年を通して滅多にない忘れられない1日となった。
実はそれ以外に嬉しい遭遇もあった。存在だけは知っていたが実際に遭遇したのは初めてだったバイク攻城ライダー。松代城にて入れ違いだった(仮)セローさん。年齢は私よりも2歳ほど上、10日間掛けて東北の100・続100城を巡って来たという。話す事30分程、お互いのグーグルマップを見せ合い話が弾む。セローさんもバイクで攻城するのに意味があり車ではダメ。その上終活として巡っているそうだ。志向が似ている人が存在していると、常々感じていたイレギュラー感が薄れて安心する。そして自分の満足する方法で城郭巡りできるのはとても健全じゃないかと感じた。
本日の2城はともに100城・続100城。詳細は諸先輩方の投稿をご覧ください。
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