三の丸広場から天守群を仰ぎ見つつ入城口方面へ向かいますが、有料エリアにはまだ入らず、昭和の大修理の際に取り換えられた大天守大柱展示場を見に行きました。
小屋の中いっぱいに横たえられた旧西大柱は、地階床から6階床まで貫通していた往時の姿を十分に感じるスケールで、間近で見ると経年の重みと味わいがひしひしと伝わってきます。
補強や修理をされながら350年もの間大天守を支えてきた大柱。そこに打たれ、穿たれたほぞやほぞ穴を見ていると、大天守の命を守ってきた大勢の人たちがいたことを思います。築城者として名を残すことのなかった人たちが残したものは職人としての知恵と技術、そして誇り。目の前にあるノミ跡ひとつひとつに彼らの人生の歴史も刻まれているのだと思うととても感慨深かったです。
慶長4年の竣工以来、度重なる崩壊の危機と戦ってきた姫路城。修理の歴史を追うだけで天を仰ぎたくなるほどで、乗り越えてきた苦難の大きさは計り知れません。
現在、国宝天守群の勇壮な姿を拝めるのは、偶然や幸運によって決定的なダメージを免れられたからではなく、城を守り後世に伝えようと尽力された方々がおられたから。お城は貴重な遺物であると同時に過去からの素晴らしいギフトなのだと気づきました。
イオさんへ。
「とことん江戸城」大変興味深く、また楽しく拝読いたしました。毎朝の更新が楽しみで、終わってしまったのが寂しいです。
“そこまで行ったんかーい!”とか、
“すごいタイミングで写真撮ってる!”とか、
“そのポジションで見てみたい!”とか思うところがたくさんあり、その『とことんぶり』には脱帽&敬服です。知らなかったポイントも教えていただけました。感謝です。
最近もちょいちょい江戸城参城していますので、姫路城の投稿が終わりましたらまた改めて感想など書かせていただきたく思います。
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