10月の函館旅行で寄った幕末の城を、築城順で振り返り。
2つ目は北海道北杜市の戸切地陣屋。
函館平野の西端、山地の麓の比高30mほどの野崎の丘。
南西部は戸切地川の段丘崖に守られ、対する北東側も小さな沢がある模様。
木々がなければ函館平野と函館湾を広く見渡せ、以前から松前藩の本拠移転候補地に挙がっていたというポイント。
箱館開港が決まった直後の1855年、戸切地陣屋が箱館エリアの警備拠点として松前藩により築かれます。
台地の先端側(南東側)に土塁で囲んだ武家屋敷群を配置し、陣屋本陣は洋式の四角い星形の土塁で囲んだ構造。
守りが手薄なその東側の一角に、矢じり状の稜堡が設置されました。
現在は戸切地陣屋史跡公園となり、2つの門が復元され建物跡の位置が表示されている状態。
実際に訪問すると、大砲狭間ならぬ6つの砲座を持った稜堡は軍艦の船首の様。
2つの門は、内側に進入を妨害する馬隠しと呼ばれる土塁があり、大砲を運び上げるスロープが設けられていました。
裏門先の弾薬庫跡は行きそびれましたが、滞在時間は45分。
日本初の稜堡を持った要塞が、私の城巡りの134城目となりました。
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