【岩崎城】
<駐車場他>岩崎城趾公園駐車場(北側)20台あり。
<交通手段>車
<見所>空堀・土塁櫓台・歴史記念館・模擬天守
<感想>日帰り濃尾平野ちょこ城巡りの旅、第3弾8城目。現地で頂けるパンフレットによると岩崎城は享禄年間(1528~1531年)に織田信秀が砦を築いたのが始まりと考えられます。1529年ごろに松平清康(家康の祖父)によって攻め落とされます。1535年に守山崩れで松平清康が暗殺されると城兵は撤退して無人化してしまいます。近くの豪族本郷城主の丹羽氏清が入城し砦を修築して城主となります。以降4代にわたって丹羽氏の城となり関ヶ原の合戦後4代目の氏次は伊保藩の藩主として転封となったため岩崎城は廃城となりました。
また小牧長久手の戦いでは徳川方として池田恒興軍を相手に戦いましたが多勢に無勢、城主の弟、丹羽氏重以下城兵300名は討死して落城してしまいました。
城跡は平山城となっていますが丘城程度の微高地ですぐ登れます。城跡の南側半分が主郭部分で主郭南側は急な切岸であったようです。主郭北側に大空堀が縦断していて二郭と他の曲輪を大きく分断しています。なかなか見応えがあります。二郭は現在小庭園になっていますが西側に土塁が残り、二郭の西側にも堀切があり、その西側に縦長の曲輪(空堀から土手を登ります)があります。主郭跡には歴史記念館・模擬天守・土塁櫓台跡・隅櫓跡礎石・井戸跡・古墳跡があり見所が沢山あります。歴史記念館は無料で入館でき、展示資料が充実しています。非常に立派な岩崎城のパンフレットが無料で頂けるのが凄い。南東隅にある模擬天守は南蛮造り、下部に城門を備えて入口から見た感じがなかなかいいです。ちょこ城では無かった、いい遺構の残し方と素敵な模擬建造物があるなかなか楽しめる城跡で、今回の旅で1番よかった城跡でした。
<満足度>◆◆◇
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