2010.9.4登城
(2010/09/04 訪問)
JR水戸線笠間駅から、レンタサイクルを借りて15分ほどの佐白山山麓公園(笠間藩主下屋敷跡)に自転車を置き、そこから佐白山登山道(登城道)で笠間城址へ。
登山道は、かなり大きな堀切の様な道で、登城道だった名残を実感できます。
こちらの登城道は裏口だった様で、登りきるとちょうど、本丸の宍ヶ崎櫓付近となります。
門の跡もあるのですが、案内板にある絵図に書かれているものの名称が無く、ちょっと残念です。
本丸は高い土塁があり、宍ヶ崎櫓と八幡台櫓二つの櫓があったとのこと。
八幡台櫓は、なんと城下の真浄寺に移築現存しており、立派な二重櫓が現在でも見ることができ必見です。
本丸の奥が天守曲輪となり、関東では数少ない石段、石垣のある城址となっています。
山城のため、かなり良好な状態で石垣や土塁が残っているので、往時の姿の建築物の復元をして欲しい
と思える城址でした。
麓にある佐白山山麓公園が笠間藩主下屋敷跡となります。
屋敷跡と言っても、建物が残っている訳では無く、石碑と屋敷のあった曲輪が残っている程度です。
かなり広い敷地のため、旧笠間市立美術館の建物や時鐘楼が建っていたりもします。
また、赤穂浪士の主家である浅野家が江戸初期に笠間藩主であり大石内蔵助の先祖も笠間に住んでいた
ことから、下屋敷近くに大石邸跡が残っています。
なお、山麓公園に大石内蔵助の像があるのですが、こちらは無理矢理感があります。
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