香嵐渓の紅葉にはまだ早い10月後半に訪れた愛知県豊田市の足助城。
西三河の山間部、三河の平野部から信濃や美濃へ向かう中継点。
標高301mの真弓山の山頂を本丸とし、四方の尾根に無数の階段状曲輪を築いた山城。
発掘調査から15世紀以降に足助鈴木氏が築いた居城と推定され、情勢に応じて松平氏や今川氏、武田氏、そして家康に従属。
家康の関東移封で廃城に。
現在は戦国期の建造物が復元され、本丸から2~3段下の曲輪までを公開する城跡公園足助城。
訪問時に、公開範囲が極一部で意外と広い城であることを初めて知り、逆に鳥瞰図で興味の湧く西尾根中間部が未公開で残念。
縄張はシンプルで、見どころは櫓・長屋・柵列などの復元建造物。しかし南の丸の跳ね上げ戸は、戸が外されてました。
案内表示に従い時計回りで城内を巡り、滞在時間は2時間弱。
戦国期の城郭建造物にゆっくり浸った私の城郭巡りの163城目でした。
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