丸森城は天文の乱(1542~1548年)で子の晴宗に敗れた伊達稙宗が隠居の地とした城です。稙宗の死後は稙宗と関係の深かった相馬氏が城を継承しますが、稙宗の隠居領を奪還しようとする孫の輝宗と争いになりました。長い争いの後、天正11年(1583)丸森城は伊達氏に奪還されます。
城址近くまで車道が通じています。愛宕神社のある郭か、その東の大きな郭が本丸と見られます。愛宕神社東側には大きな堀切があり、周囲には岩が転がっています。西手に下って行くと途中に絵が彫られた岩がありました。後世に掘られた物でしょうか。複数の郭や堀切が有りますが、土塁などの遺構は見当たりませんでした。
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