宮城県丸森町金山城から東10km程にある坂元町の坂元城(蓑首城)です。伊達氏の重臣亘理氏家臣坂元俊久が従来の居城愛宕山城を相馬氏に攻撃され父隆俊が討死したことから、愛宕山城を廃城とし新たに1572年築いた城です。その後、1591年亘理氏が涌谷城へ転封となったことから坂元氏も亘理氏に従い、その後数氏が城主になった後、大條氏が2千石で城主となり蓑首城と改名、幕末まで続いています。城は陸前浜街道が城下を通り相馬領へつながる交通の要衝で丘陵先端部に本丸、丘陵続きを大空堀で守り、北側山麓に二の丸、三の丸を配し周囲に水堀を巡らし、東西200m南北350mの規模といわれます。現在城址は、本丸が坂元神社、二の丸が坂元小学校などになり、三の丸が内山邸等になっています。門扉がなくなっていますが、内山邸の門として城の大手門が残っています。
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