安土駅から徒歩で登城しました。駅から南側の登城口近くの日吉神社まで約4km、雪と城址遠景の撮影しつつだったので1時間5分程かかりました。真っ直ぐ歩けば50分くらいのようです。南側からは大石垣が見えました。南を走る新幹線からも目を凝らせば見えるかもしれません。
日吉神社で登城の挨拶と道中の無事を祈願し、天満宮へ。天満宮は観音寺城主・六角氏の御屋形跡です。立派な石段と石垣を見ることができました。御屋形跡から追手道へと続いており、大石垣を目指しました。この追手道は2015年にボランティアの方々が整備してくださったそうで、この追手道を整備してくれたことに凄く感謝しながら登城しました。天正とかその辺りの時代が好きで、その当時の人達が通っていた道を通れることは格別に嬉しいです。ボランティアの方々本当にありがとうございます。
御屋形跡(天満宮)から大石垣までは35分程の登りでした。御屋形跡からだと、途中、車道(繖山林道)と合流するのですが、少し下ると追手道の入口があります。にのまるさんの投稿にある追手道はここのことだと思います。この車道に合流してから、少し下ると追手道の情報も事前に登城調査している時にどなたかのHPで知ることができました。ありがとうございます。
大石垣は、この高さに石垣を築いたのかと驚きの一言。奥に行くと展望所があり、大石垣の全景を見ることができました。ここより上は雪が強くなり眺望が利かなくなってしまったので、他の景色が分からないのですが、大石垣からは南を一望でき南近江を治める領主の城にふさわしい圧巻の景観でした。
大石垣から池田丸・落合丸・平井丸へ。平井丸の虎口の石垣は、なんだか古代遺跡のような雰囲気がしました。使われている石も大きく、雪の影響もあってか、思わず「えっぐ!(えぐい=凄い)」と声が出ました。
平井丸から三の丸を通り、本丸へ。本丸へは大きな石段が続いており、追手道には麓の御屋形跡とここ本丸に立派な石段がありました。本丸前の石段も昭和44年の発掘調査で見つかったそうで、前は斜面に埋まっていたそうです。YouTubeの「観音寺城  歴史解説12分」という動画で大石段についての説明があり(6分57秒くらいから)、発掘調査で見つけてくれた方々にも感謝して登りました。
大石垣から本丸までは40分かかっていましたが、道中で写真を70枚程撮っているので、真っ直ぐ向かえば30分程と思います。本丸は雪深く、あまり散策できませんでしたが、石垣と桑実寺(くわのみでら)方面への食違い虎口が印象に残りました。
本丸から観音正寺へ、途中、三雲(三雲城主・三雲定持公?)邸跡が近くにあるようなので探したのですが、観音寺城は現地の説明が少ないので、ここかな?と思った曲輪のような所を写真に撮りましたが、自信がありません・・・
観音正寺でトイレを借りて、入山料を払い、100名城のスタンプもありました。観音正寺で雪がひどくなり、進藤・後藤邸と布施淡路守邸方面の散策を諦めて、安土城へ向かうことにしました。お寺の方に、にのまるさんの投稿にあった安土城への道を尋ねると「繖山三角点から」とこちらが言っても道を知らないようで、「桑実寺から行けます」と地図をもらいました。安土城から観音寺城への道を書いてくれているサイトはあったのですが、観音寺城から安土城へのアクセスを書いている所はなかったので、にのまるさんの投稿を信じて、繖山三角点を目指す事にしました。
繖山三角点への道は雪が深くなり、竹が雪の重さで倒れて来て道をふさいていましたが、雪を払いのけて竹を戻しては通る作業を繰り返しつつ、繖山三角点へたどり着きました。観音正寺から繖山三角点までは25分程かかりましたが、雪がなければ15~20分くらいかと思います。道中も立派な石垣があり、雪で縄張り図を確認できなかったので、帰って確認すると近くに蒲生邸跡が。おそらく松坂城・鶴ヶ城築城主の蒲生氏郷公の祖父の定秀公、父の賢秀公の屋敷跡と思われる所なので、行きたかった・・・
繖山三角点では、にのまるさんの投稿の通り、「県道1.6k至る安土城跡」への案内が。これで安土城へ行けると安堵し、心の中で「神様・仏様・にのまる様」と何度も繰り返していましたw
繖山三角点から安土城との境の県道2号線まで55分程かかりましたが、雪がないと45分くらいかと思います。安土城への道は遺構は特に見当たらなかったのですが、よく下を見ると伐採された短い竹があり、登城道(登山道の方かな?)として整備してくれていることに感謝して下城しました。御屋形跡から安土城側の登城口まで3時間50分、安土駅からだと5時間くらいの散策になりましたが、雪の影響があったので、季節のいい時ならもっと短くなるかと思います。
今回の観音寺城、期せずして雪の中での訪問となったのですが、これからの季節、雪の山城へ行かれる方は十分に装備には注意してください。私も久しぶりの雪山で、雪用の登山靴で足元は大丈夫だったのですが、レインウェアと防水の手袋を持っていくべきでした。
現地に縄張図がないとのことだったので、私は「観音寺城|追手道を行こう!」で検索して出てくるサイトで紹介されていた縄張図をスマホに入れて、散策しました。大変助かりました、本当にありがとうございます。
後、安土城への道を投稿してくれたにのまるさんも、あの情報がなければ、観音寺城のどこから安土城へ行くのかが分からなかったので助かりました。本当にありがとうございました「ちかっぱ感謝しとーけんね(私は宗像育ちです(;^_^A)」。
2018年、最後の登城先に選んだ観音寺城(この後、安土城にも行ったのですが、安土城はおまけのようなものなので)は感謝感謝しっぱなしの登城でした。小学生の頃から行きたかった城の一つなので、お城の地図を見て妄想していた子供の頃の自分に「観音寺城は凄いぞ!」と教えてあげたいです。
最後に、城びとの運営の方々にも感謝です。このサイトのおかげでにのまるさんの安土城への道の情報も知ることができました。いつもありがとうございます。
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