岡山市北区、造山古墳は5世紀前半に吉備一帯を治めていたと思われる一大勢力により築造されたと推定されている、全国でも第4位の規模を誇る前方後円墳です。
…何故『城びと』なのに古墳を紹介するのか?
実はここ、備中高松城攻めの際に羽柴勢に対抗すべく、毛利方が造山古墳を利用して築いた陣城だったのです。
南の日差山には小早川隆景の陣もあり、造山古墳からも割と近いです。
陣城の遺構としては、主に後円部に集中しています。
頂上部が主郭として利用され、やや方形に土塁が築かれています。斜面には竪堀や郭跡らしき小さなテラスがいくつか見受けられます。
ちなみに、誰がここを築き、守っていたのかは不明だそうです。
古墳を利用して城が築かれるというのは決して珍しい事ではなく、代表的な例としては高槻市の今城塚古墳や大阪市の茶臼山古墳などがありますね。大坂城の前身である大坂本願寺も古墳を利用したという説があります。そういえば大坂城本丸の形、どことなく古墳っぽい気が…。
『城びと』には登録されていませんが、備中高松城水攻め関連遺跡としても古墳好きとしても見所のある、面白い場所だと思います。
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