※先に謝っておきます。スミマセン、前編後編に分けます…m(_ _)m
以前から行きたかったのに、足守の陣屋町や吉備津神社などでタイムリミットだったりと御縁がなかなかなかったのですが、ようやく訪れる事が出来ました!
秀吉による指揮の元、黒田官兵衛の献策による水攻めで余りにも有名なお城なので、細かい歴史や経緯は割愛。しかしここから秀吉の天下取りに向けての進撃が始まり、歴史の一大転換の地となったと思うと、もうそれだけで胸熱です!
そして大河ドラマ『軍師官兵衛』における岡田准一さん演じる官兵衛の、あの狂気を帯びた表情で竹中直人さん演じる秀吉に対し「御運が開けたのですぞ!!」と焚き付けるシーンが脳裏に浮かびます(笑)。
まずは『舟橋』から。
今はコンクリートの小さな橋ですが、当時は川船を並べてその上に板を渡して橋とし、有事の際は撤去して防御を固めた構造だったとか。
四方が田畑や沼地だったという高松城らしい軍事設備です。
そして三の丸跡の駐車場にマイカーを停め、早速城内へ。
午前10時半到着の時点で車はイッパイ。なかなかの人気振りです。蓮の花がもうすぐ見頃を迎えるということで、多くの方々がカメラを構えていらっしゃいました。
現在城域の大半は民家や田畑と化していますが、当時は本丸の南に二の丸が連なり、それらを家中屋敷群や三の丸が北から東にかけてコの字状に囲み、西一帯を広い蓮沼で防御を固めていたようです。
その蓮沼は史跡公園として美しく整備された際に復元されましたが、そのうち蓮が『勝手に生えてきた』そうです。蓮凄い。宗治公も堀一面に咲く蓮の花を見ていたのでしょうか。
てか、攻め手側にしてみれば、蓮がこれだけ密集していればなかなか容易に近づけないことでしょう。
あと、三の丸と二の丸との間の堀跡に位置(推定)する資料館は必ず訪れてみて下さい。パンフレットや展示物などなどしっかり情報収集出来ますし、スタッフの方々が親切に教えてくれますよ。また、撮影OKとのことで、昭和60年の水害の時の写真パネルを撮らせていただきました。水攻めの時の様子を彷彿とさせます。高松地域の地理がとてもよくわかります。
ちなみにこちらにて『備中高松城 水攻めの史跡を歩く』の冊子を購入しました。200円也。
大半が民家となっている二の丸跡を抜け、いよいよ本丸跡へ。
やはり本丸跡周辺が当時の面影を一番残しているのではないでしょうか。僅かながら周辺より少し標高が高く感じます。
本丸跡に来れば、清水宗治公の首塚に手を合わせておきましょう。
元々は秀吉の本陣だった石井山に、首実検を終えた後に家臣に命じて造らせたのを、明治になって本丸跡に移したのだとか。
宗治公にとっては敵陣から城を見下ろすよりも、城に里帰りしたほうが安らかに眠れるのでしょう。胴塚も近いですし。
いろんなことを考えながら、蓮沼越しに本丸跡をしばし眺めた後、家中屋敷跡と胴塚へ向かいました。
後編へ続かせていただきますm(_ _)m
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