難波の法善寺さんにお参りに行った際に近くだったので、寄ってみました。なんば駅から徒歩5~6分程と思います。
戦国時代後期に一大勢力を誇った石山本願寺の51の支城に数えられるようですが、遺構等は特に残っていません。石碑・説明板等もありませんが、三津寺の外観は近世城郭のようなので、城跡のような雰囲気は感じられます。
三津寺から南へ下った所に有名な「道頓堀」があるのですが、この道頓堀は戦国時代後期に地元摂津の商人だった安井道頓(成安道頓)が私財を投じて開削しました。完成前に大坂の陣が起こると、道頓は商人でありながら豊臣秀頼の味方をする為、大坂城へ入城し、城内で討死してしまいました。大坂の陣後、道頓の従兄弟の安井道卜や平野藤次が水路を完成させ、大坂城に入城した松平忠明は敵方であるにもかかわらず道頓の名を付け「道頓堀」としたと伝わります。
道頓堀川に架かる日本橋の北側の日本橋北詰の交差点の東側に「安井道頓・安井道卜紀功碑」があります(碑がある場所は安井道卜の屋敷跡だそうです)。大坂城築城の際、船で輸送中に安治川に落としてしまった「残念石」を使用しているそうです。大坂城に馳せ参じ討死にした道頓の碑を大坂城に使われるはずだった石で造るなんて道頓翁も幸せなんじゃないでしょうか。石の上部が崩れてきて取り壊す予定だったそうですが、地元の方々が多額の寄付をして修理保存され今に至っているそうです。本当にありがとうございます。これが大阪の「粋(すい)」かぁ。
司馬遼太郎先生の著「おれは権現」の中に『けろりの道頓』という短編小説があるので、安井道頓について興味がある方にお勧めです。大阪が好きな方にも。
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