今の城好きは、かろうじて残る土塁や空堀を見て、イマジン(想像)しながらお城を楽しんでいますが、現代に残ってはいないが最高の名城だったお城もあります。
それがご紹介する館林城です!
では館林城の輝かしい歴史をご紹介します。
この城は、築城当時の妖狐伝説が残るお城です(妖怪の伝説があるのは「姫路城」と同じですね)。
狐がここを案内して尻尾で縄張りをしたという伝説が残っています。
狐が縄張りをしたお城。なかなかないですね。実際に秀吉による小田原征伐のとき、狐しわざよって攻め落とすことができませんでした(詳細は省略)。結局、開城してしまいましたが、最初から無血開城のつもりではなく戦ったのですから現在もお城が残っていれば鉢形城などとともにスポットライトを浴びていたと思います。
その後、家康の関東入封の際は、徳川四天王の榊原康政が入りました。徳川四天王が入ったお城。このお城の重要性がとても高いということがよくわかります。
その重要性は江戸時代になっても変わらず、なんと「犬公方」で有名な五代将軍の徳川綱吉は元館林藩主です。狐を大事にしている気風が移ったのでしょうか?
将軍になった徳川綱吉が藩主だったくらいの城だったので、門・櫓も豪華で天守もありました。
明治に入ると跡地には紡績工場ができました。(余談、上毛モスリンという会社です)
館林城のある群馬県と言えば世界遺産「富岡製糸場」ですね。歴史を感じます。今でも館林の歴史として当時の建物が残っています(移動していますが)。
遺構の少ない城ですが、歴史でお城を楽しむ方。首都圏は城に飢えてますのでぜひ行ってみては
※歴史以外のことも投稿する予定です
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