家族旅行で甲子園観戦の翌日、憧れの姫路城へ行きました!
大坂城で案内人の方にガイドお願いしてとても良かったので、今回もガイドしていただきました。大坂城ではお電話で予約して待ち合わせでしたが、入場券売り場近くにいらっしゃるので、その場で申し込み受付をすませるとすぐ一緒に回っていただけます。2時間二千円で、内堀内の門や天守閣、小天守、西の丸まで。うちはゆっくり見たいのと写真撮るなどして時間がかかり、西の丸の入り口までとなりましたが、西の丸の説明も入り口でしっかりしてくださいました。
シルバーガイドというだけに、年配の方々です。しかし細かな年号や数字もばっちりの抜群の記憶力、幅広い知識、関西の方らしいユーモアも取り混ぜた楽しいガイドに聴き入り、とても充実した時間となりました。ガイドさん、本当にありがとうございました。
ガイドさんとの時間が終わったあと、もう一度天守閣に入り、話を思い出しながら、一つ一つじっくり観て写真を撮ってきました。
石垣は江戸時代や明治時代の修理も含めると5期に分けられるが、築いたのは3期となり秀吉時代の野面積み、関ヶ原後の池田輝政時代の天守台などの打ち込みハギ、本多忠政による西の丸。大阪城や江戸城などの天下人による石垣のような派手さはないものの、それぞれに特徴があり面白く見応えがある。個人的には秀吉時代に築いた弧を描いたはの門東方(三国池の上方)の弧を描いた石垣が美しいと感じました。
他にも攻めてきた敵を惑わす曲がりながら続くたくさんの門にもわくわくさせられた。特ににの門は天井が低く甲冑を身につけ武器を持ってここを通るのは大変だったろう。
天守閣に入ると鉄筋作りにはない木の香りと湿気を含んだ独特の空気感と薄暗い内部にテンションはマックスに。所々に残るガサついた床材や角に丸みを帯びた階段板は築城以来残る物だとか。踏みしめると戦国時代の人々の息吹を感じるようで、ずっとそこにいたくなる。
各階にある武者隠しは上下二段になっており、下の段の銃眼は内向きになっている。その理由は城が敵に取られた時敵将が来たら撃つためとか。それまで狭く暑苦しい場所にじっと隠れ続ける、という戦略だそう。
他に火縄銃で応戦することを想定した煙抜きのための高窓、窓の太い格子は正八角形で、鉄砲の方向が斜めにも向けやすいためだそうです。
破風に取り付けられた懸魚の装飾や軒の瓦一枚一枚に家紋を付けるなど、細部への美的センスに細やかさを感じるお城です。
堀は江戸城と同じ螺旋になっており、その向きは江戸城とは反対向きなのだそう。
国宝のためか、内部にはお土産の販売所はなく入場券売り場の脇だけになり、狭く種類もさほど多くはないです。正式ガイドブックが販売されており、それをはじめに見てから回っても良かったかと思いました。
飲食は飴なども禁止で飲み物のみ許されています。お腹を空かせて行くとしんどくなるので、お気をつけください。
真夏のために暑さを心配しましたが、天守閣は西の丸の内部は木造のためなのかひんやりして、また風が気持ちよく通り抜け、想像したより涼しかったです。もちろん外はかなりの暑さでした。
夏の青い空の下、真っ白な壁の姫路城は凛としていて美しく、 人間に例えたらアジア系美女、と言った風情でしょうか。
歴史的展示物は西の丸に少し展示があるだけで、天守閣は基本当時の建築物を見るだけとなりますが、現存の天守閣はそれ自体が見どころ満載です。
堪能させていただきました。
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