数年前の初登城時は焼米ヶ原と増長天礎石群、鏡ヶ池で時間切れとなってしまいました。
それはそれで満足しているのですが、百間石垣を見てみたいのと、何を見ても読んでも全体像が掴めないあの山の中が一体どうなっているのか自分の足と目で確かめたいという気持ちが募って再訪してきました。
麓の大宰府政庁から市民の森を経て岩屋城へ。
岩屋城からさらに進んで太宰府口城門へ向かいました。
太宰府口城門は前回下りなかったことを激しく後悔していたので、一も二もなく突進しました。
そして出会ったパラダイス✨
1300年の時を超えて今この姿を見、かの時代に思いを馳せることができる幸せを噛みしめました。
両袖に延びる石塁と土塁もまた目と心にぐっと迫り来るものがあり、強さに魅せられるというのはこういうことなのかと感じ入りました。
広々とした焼米ケ原。どこまでも続く青空。どこからでもかかってこい!な眺望。
版築模型や公衆トイレの新築工事など楽しく安心してお城を学べるサポートもありがたいです。
尾花礎石群、増長天礎石群に行きました。鏡ヶ池から大石垣まで遊歩道で行けそうなのですが、途中で案内がなくなり、わからなくなってしまいました。
土塁の工事をしているところがあり百間石垣まで通じていて一周できるのかな?とも思いましたが、行っていいのかどうかわからなかったのでやめておきました。
子供の国も人の気配がなく、ここから先どう行けばいいのか行き詰まってしまったので、仕切り直して車道から県民の森センターに行くことにしました。
県民の森センターでスタッフの方に見どころや安全に歩いていけるかどうか、所要時間などを伺い、いろいろ考えて車道から百間石垣へ行き、北石垣経由で戻ることにしました。
てくてく歩いていると自動車が2台停まっていたので何かあったのかな?と思ったら、そこが百間石垣でした!
こんな風に現れるとは思っていなかったのでびっくりです。
階段があったので登ってみるとかっこいい土塁が続いています。登山道の案内もあり、ここを歩けたんだろうなぁと思いましたが、全体像もルートも今ひとつ把握できていないビギナーの単独登城なので、今回は車道ルートでOKだったとしました。
そして北石垣に向かったつもりが「鮎返り滝」の案内につられて道を一本間違えてしまい、外側の遊歩道に行ってしまいました(ノД`)
そのおかげで北端の土塁を見ることができ、いい具合に小石垣(北石垣ではなく!)に出ることができたのですが、まあまあ彷徨うことになってしまいました。(しかもこのあたりは電波がない。)
見上げる小石垣は露出部分は少なめながら古城感を纏っており、暫し見惚れてしまいました。
「小石垣100m・北石垣290m」という案内があります。小石垣は目の前なのであれ?と思い、290m登るのはきついかもと少し躊躇しましたが、せっかくなので北石垣へも行ってみることにしました。ロープ伝いに登り、案内が立っているところを何度も見たのですが、草に覆われた行き止まりのロープの先だったのか確認はできませんでした。
そろそろ戻ります。
北石垣から主城原に遊歩道が延びていたので、通り損ねた百間石垣への土塁ルートではなくこちらを通ることにしました。
静寂の中の礎石群。
迷ったり悩んだり間違えたりしてたどり着いたので、導かれたんだなぁという気持ちになりました。離れがたいです。でもここにとどまり続けるわけにはいかないので“また来るね”と言ってあとにしました。
遊歩道をずんずん歩いて県民の森センター近くに抜け出しました。疲れていたらタクシーを呼ぼうと思っていたのですが、あとは帰るだけだから平気だろうとまた車道を焼米ヶ原に戻り、そのまま太宰府駅へくだりました。なかなか遠くて、ここがいちばんきつかったです。
行く前は謎だらけで全体像もイメージも全く把握できなかった大野城。
完璧には程遠いながら歩いてみて大枠で掴めた気がします。次回の目標もできました。
帰宅後、改めてみなさまの投稿を読むと、書かれていることがものすごくよくわかりました。
ー登城体験を共有できた喜びー。
これが城びと投稿欄のいちばんの意義なのではないかと思いました。
そして、まだまだ行ける、行ってみたいところをリストアップすることができました。みなさまの現地情報のおかげでますますお城めぐりが楽しくなってきています。改めてお礼申し上げます。ありがとうございます🙇♀️
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