4月後半は群馬県安中市の松井田城へ。
東山道が碓氷峠を経て信濃国へ向かう上野国の出入口。碓氷川と九十九川に挟まれた比高約130mの山の尾根に築かれた城。
1487~1566年は安中氏の城で、現在の安中郭が主要部であった模様。
武田、織田(滝川一益)支配の時代を挟み、1582年からは小田原北条氏家臣の大道寺政繁が入城。政繁により増改築されますが、秀吉の小田原征伐で落城し廃城となりました。
現在は大道寺時代の広大な土の遺構に、保存会により案内板やガイドロープが設置された城跡。
訪問時はバイパス登城口から入城し、見学ルートを反時計回りで1周。
大きなクランク状のS字状空堀を確認後、大手道へ行けば要塞感を強く発する3つの堀切。
そして最大の特徴は連続竪堀と連続空堀。いずれも手前は凹凸が不鮮明だが、奥は明確でコンディション良好。
滞在時間は約2時間強。
カメラのバッテリー残量が少なく、途中から急いだものの本丸でバッテリー切れ。
そんなトラブルがありながらも、期待を遥かに超えた私の城郭巡りの182城目でした。
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