朝倉氏が若狭武田氏を侵略する際の拠点となった城。本丸を固める堀、石垣は見事だ。
しかし、訪問した目的は朝倉氏が滅亡した道をたどるため。
小谷城救援の第二回目の派兵では信長に奇襲され朝倉義景は戦線離脱を決意して一乗谷へと帰路をとる。が、刀根坂で信長の軍勢に追いつかれ大敗北、義景は命からがらこの疋田城に駈込み一夜を明かしたという。
この城を訪れ、この時の義景に思いを馳せた。この後、義景が一乗谷へ帰国するため越えた木ノ芽峠へも足を運ぶ。峠をはさんで複数の砦もあったが、すでにわずかの兵しかなく帰路を急ぐ他しかなかったようだ。
+ 続きを読む