武居城は三村氏によって築かれた城で標高871m、比高65mの尾根の先端部に築かれており武居城公園として整備されています。すばらしい遺構を残す城で、麓に駐車場があり、冠木門の奥の害獣除けのゲートを開けて登城道に入ります。いわば二重のゲートになっているわけですが、山頂部に残る二重の三日月(V字型か?)といい、二重というワードに縁のある城です。少し急ですが登城道はとても登りやすい。上まで登ると本丸西側の帯郭に畝状竪堀が取りついています。明知城ほどではないですが、これがなかなか「ごん太い」。その先は三日月状の二重堀切がお出迎えです。北東の郭を見た後、本丸に向かうと先ほどの二重堀切と別の大きな堀切が出迎えてくれます。なかなか堀切豪華な城で実に楽しませてくれます。主郭の南側には謎の石群が残り一段下がって二の郭に続きます。二の郭の南は大堀切で遮断し、尾根の先に重ね城があるらしいのですが、もう十分楽しませていただいたのでパスさせていただきます。
+ 続きを読む