先日、蒲郡市の名古屋城の石(採石跡)にかかわる投稿をさせていただきました。天下普請で築かれた巨城ですので、各大名ごとに石切り場の分担がなされていたようで、蒲郡周辺は毛利氏の担当になっていたようです。いずれも幡豆石と呼ばれる花崗閃緑岩やトーナル岩を使っているようです。アルカリ長石の多い順に花崗岩、花崗閃緑岩、トーナル岩となるようですが、日本で産出される花崗岩は、ほぼ花崗閃緑岩だそうでみんなひっくるめて花崗岩と呼ばれることが多いようです。正直見た目じゃ区別はつきづらいですね。誰か見分け方を教えていただけると助かります。
3連休(ほぼ雨でした)で和泉砂岩が使われている城郭を見に行ってきたのですが、和歌山城は面白かったですね。大手門から入っていって本丸下に至る周辺に異なる3種類の石が使用されていました。地元ボランティアの方に教えていただいたんですが、実に良くご存じなんですね。古い石垣、本丸や天守周辺の石垣は緑色片岩(紀州青石)が使われていて、中御門周辺やそこに至るまでの石垣には和泉砂岩が使われているようです。和泉砂岩を使った石垣の到達点の一つともいえる石垣(私見です)で、砂岩の切込接の石垣を見ることができます。花崗斑岩(ボランティアさんいわく)の切込接とうまいぐあいに接合している箇所もありますが、良く見ると砂岩は表面が剥離しているのでわかります。色合いもうまく合わせてあり、石垣積の妙技を堪能することができました。
ちなみに私の好きな岩は和泉砂岩です。正確には石垣として積まれている和泉砂岩が好きなんですね。なぜメジャーな花崗岩でないかというと、砂岩って崩れやすいんですよ。あっちこっち表面が剥離していたりします。元が白亜紀の砂なんだから仕方が無いのですが、正直あまり石垣に向いていないんですね。岩としてはひ弱なのに岸和田城や和歌山城みたいな大きな城をがんばって支えている姿がいじらしく感じます。
ロンブーの淳さんじゃないけど、ついつい労わってあげたくなるんですね。「大丈夫?」とか「無理しなくていいんだよ」とか声をかけたくなるんですが崩れてしまっては困るわけです。
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