今年8月26日に75年ぶりの路面電車として宇都宮に開業したライトライン。(「宇都宮ライトレール」「芳賀宇都宮LRT」など複数の呼称がありますが“ライトライン”と呼んでいいようです。)
開業7日目に行ってきました。
完乗目的……ではなくて「飛山城跡」駅下車です。
飛山城へは2019年春に宇都宮駅から路線バスで行って以来になります。
“次世代型路面電車”のイメージ通りの黄色と黒の車体にすっきりとしたシャープな顔つきのライトラインは、SuicaもOKで座席はクロスシートメイン。遊園地のアトラクションに乗り込むような気分での初乗車でした。
駅前の繁華街を過ぎ、町なかを抜けてゆっくり進みます。
左側の窓にへばりついていると、見えてきました!平山城オーラ全開の飛山城。惚れ惚れするようなシルエットです。
鬼怒川橋梁を渡って飛山城跡駅に到着。宇都宮駅から8駅約20分の電車旅でした。
飛山城跡駅は高架上。周辺には特に何もない、のどかなところです。飛山城までは歩いて20分くらいでした。
まずはとびやま歴史体験館へ。ミニ企画展「真岡の城 芳賀氏の城」開催中でした。
飛山城のジオラマや解説も充実しており、特に復元の根拠が写真付きで丁寧に説明されているのがたいへん勉強になりました。「飛山城ものがたり」のビデオもお願いして上映していただきました。「飛山城Q&A」「のろしQ&A」にもチャレンジ。いい大人のくせに全問正解になるまでやりました。資料や書籍も充実。企画展資料の販売もあって、館内だけでかなり楽しめました。地元の子供たちの学習・体験の場としても最適。地元愛が深まること間違いなし!で羨ましいくらいです。
史跡公園は櫓台からの横矢に枡形、ビジュアル抜群の5号堀と入口から楽しいです。各所の説明も親切で「この土橋はニセモノです(意訳)」ということも書いてくださっています。
9月と言えど、城夏にして草木深し。歩けそうなところは一巡りしましたが堀跡もはっきりとは認識できず、土塁のぼりも無理だったのが心残りです。
しかしライトラインは時刻表を気にしなくてもいいくらいの本数が出ているのでこれからは気軽に行けそうです。富士山が見える冬がいいかな。
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