比丘尼城は愛知県新城市にある山城です。宇利城の南1.8kmほどに位置しさまざまな品種の桜が植えられ「世界の桜の園」と銘うって春にはさくらまつりが行われています。まつりといっても、特に催しが有るわけでは無く、ただ山を登って桜を眺めるだけですが、城好きには二度おいしいというやつです。
南北朝の時代には、宇利庄の領主は北朝方の足利直冬でした。比丘尼城も直冬の城だったと思われ、直冬の養父・直義が兄に尊氏と仲たがいして南朝方につくと直冬も南朝に味方するようになりました。
戦国時代には宇利城の支城になっていたのではと考えられています。城自体は登城道に沿って尾根上に郭が連なっているように見えますが、土塁などの遺構は無かったように思います。
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