那珂城の入り口は畑地の東脇、進行方向から見ると左端に付いています。畑に鹿の足跡が有るので、山中に獣が通れるスペースが有るのは解ります。足跡は途絶えていますが、畑地から見える藪の向こうから城の気配がします。
九州に入って二日目くらいから、自分の城魂(しろだま)ゲージが上がって行くのが解ります。いわゆるZONEに入った状態で、城との一体感を感じます。非日常の連続の中でようやく味わえる感覚で、城址の声が聞こえるような気がします。カンが研ぎ澄まされているわけですね。今は地元に戻って、だらけた生活を送っているので、すっかり城魂は抜けて行ってしまっていますが、九州に入ってからの数日間は「普通」では無い状態だったと思います。えげつない城攻めを連続で続けることで、良い修練になりました。修行僧みたいですね。
入口付近はすごい藪で、地元のガイドさんが攻略を諦めたのも納得です。こんな激藪の城はヤヴラヴの”ヤヴラー”である「イオ」さんくらいにしかオススメは出来ませんが、例の施設との関連はないので誰が攻めてもいいんじゃない・・?
本丸に向かう途中にも土塁があり、主郭は堀で囲われています。主郭切岸はなかなか険しいですが、本来の入り口は倒竹で完全に塞がれているので使えません。攻め手から向かって左側の端部を木を使ってよじ登って行きます。かなり急ですが片手にストックを束ねて持っているので、まだ余裕があります。主郭の上もかなりの藪で、全部を見るのはしんどいので、ほどほどの所で登ってきた場所から戻って行きました。激藪を突破したら、畑を踏まないように気を付けて林道へ戻ります。
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