御薬園は旧会津藩主松平氏の別荘で国の名勝に指定されています。もと藩の薬園のあったことから「御薬園」の名で親しまれており、江戸時代中期の作庭手法を今に伝えています。中央に池を取り、中島が置かれ茶亭「楽寿亭」が設けられています。池の奥に滝が二つあり、右側が男滝、左側を女滝と称するようです。庭園にはさまざまな薬草が植えられ、効能なども記されています。
実は幕末の動乱にも一役買っており、この御薬園で試植された薬用人参(朝鮮人参。オタネ人参)が広く民間で栽培され「人参役所」なる物を設けて管理をしていたようです。天保3年(1832)には幕府の許可を得て海外に輸出されるまでになり、松平容保が京都守護職を拝命し、京都に赴く際には、この「人参方」が調達した3万両が大いに役に立ったようです。
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