井上城は不明な点が多い城です。案内板には、井上城に関わる最も古い文書「貴籍」には城主は有馬主殿正で応永から嘉吉年間にかけて城があったとされています。尾張古城志には城主未定とされ、張州府志には嘉吉年中の城主は重松主水正とされているようです。石碑には嘉吉3年(1443)のころの城主は有馬主殿正で尾張守護代・下津城主の織田郷広から帰順を命じられ、織田の宿老・伊藤源内からも重ね重ね帰順を進言されたが退けたため、攻められ落城したとのことです。
城跡は五条川に面した地に築かれていたとされ、散った桜の花びらが川面を漂っています。この時期はどこの桜もだいぶ葉桜になって来ています。また来年綺麗な花を咲かして下さいな。
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