於曽屋敷から国道140号のバイパスを経由して国道411号で甲府市街に行き、そこから県道31号を北上して行くと、積翠寺があり、さらに北上したところに要害山があり、要害山城となります。
武田氏の躑躅ヶ崎館からかなり離れていますが、詰の城と言われています。
大河ドラマ等では、躑躅ヶ崎館しか出てくることがなく、マイナーな山城ですが、続100名城に選定されたこともあり、今後はスポットがあたるかもしれせん。
山城と言えば、竪堀や堀切が見どころですが、要害山城はなんと言っても虎口です。
山城だと基本的に平虎口のことが多いのですが、中世の山城にも関わらず桝形虎口です。
しかも複数の箇所で確認できます。
また、東日本では珍しい石積まで確認できます。
武田氏の城というと丸馬出のイメージが強いのですが、山城に桝形虎口を多用しており、他の城には無い武田家の築城技術の高さが感じられる城址で非常にオススメです。
また、現地の案内板にもありますが、要害山城の向かい側に熊城があります。
搦手口から回り込む形で尾根伝いに行けますので、合わせて散策すると良いでしょう。
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