茨城の水戸と福島の郡山を結ぶローカル線の水郡線に乗って、沿線の福島県のお城を巡ってきました。
水郡線沿いは、実は私の地元でして、高校時代に通学でよく水郡線を利用していたのですが、福島県側には、あまり行ったことがなかったので、今回行ってみました!!
最初に棚倉城です!!
JR水郡線 磐城棚倉駅から本丸跡まで徒歩10分ほどです。白河市からもJRバスが磐城棚倉方面に運行されているので、そちらでもアクセス可能です。本丸内と追手門跡付近の二ヶ所に駐車場があります。
磐城棚倉駅から本丸に向かいたいところでしたが、まずは駅の北東側にある長久寺へ。
長久寺の山門は、棚倉城二の丸南門が移築されたものです。棚倉城で唯一現存する建築物で、城址からも徒歩圏内ですのでおすすめスポットです。
長久寺の移築門から本丸に移動。本丸跡は亀ヶ城公園として整備され、高い土塁と水堀が残されています。本丸の南の追手桝形を出ると、大きなケヤキの木があります。
ケヤキの東側は、追手門跡にあたり、説明板が設置されています。発掘で追手門の礎石が発見されており、盛土をして遺構を保護しているようです。
追手門そばの土蔵は、2025年が築城400周年ということで、臨時の観光案内所になっています。土蔵の脇には、棚倉藩主ゆかり阿部家の阿部正備の茶室があります。
追手門跡を見学していたところ、案内所の方にお声をかけていただき、ご厚意で施錠してあった阿部正備茶室の内部も見学させていただきました。この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。
その後、土蔵内の案内所で棚倉城の詳しい説明もいただきました。土蔵内には棚倉城の本丸の模型も展示されています。多聞櫓が本丸を囲んでおり、模型からも、かなりの規模の城郭だったことが伝わりました。
また棚倉城の二の丸西側には、鉢巻石垣が残されていますが、令和3年(2021)2月と令和4年(2022)3月の二度の福島県沖地震で崩落被害が起きたようです。現在は修復工事が行われているため、今回の見学は見送りました。今年度は石垣の解体作業が行われ、令和10年(2028)の復旧を目指しているようです。修復が完了したら改めて見学に伺いたいと思います。
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