本日は、続日本100名城に認定された引田城に行ってきました!
初めて現地のガイド付きで城山に登りました!
引田城は、阿波国境から北西に約5キロ、引田湾北側の標高約86mの半島状の城山に位置します!
現在は山麓の街並みと陸続きになっていますが、往時は海が入り込み、城山の西側のみが陸に通じ、他の三方は海岸に面した断崖地形となる自然の要害で有りました!
667年に引田氏がこの地に築いたのが始まりとされます!
四宮氏、矢野氏、三好氏、十河氏、仙石氏、長宗我部氏など目まぐるしく城主が代わり、1587年に讃岐一国約18万石を得た生駒親正が入城しました!
だが、領国の東側に位置するため同じ年に聖通寺城に本拠を移しました!
その後も城は、国境守備の城として重要視されましたが、一国一城令によって廃城になりました!
引田城は、城山のほぼ全域を取り込み、南東方向に開く谷を挟んでU字状の二本の尾根上を利用し曲輪群が展開します!
北に位置する北の郭(北櫓)西面は、地元の和泉砂岩・礫岩を石材とした野面積の高石垣が原形を留めています!
さらに、北側尾根続きには丹後丸が配置されておりました!
東側は、逆L字形で折れ曲がった部分が物見台と称され、うまつなぎと呼ばれる平坦面の先端に石垣囲みの東の郭(東櫓)が配置されます!
北の郭の南東下段と東の郭の西端下段の間に枡形状の虎口跡があります!
南尾根続きに方形の石垣に囲まれた西の郭(西櫓)が位置するが、平坦面は改変を受けています!
尾根筋は、ここで南東方向に折れ、天守台、いろんばを経て、南の郭(南櫓)へと続きます!
東の郭から南の郭によってコの字状に囲まれた鞍部に石囲みの化粧池が残ります!
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