かつては、外堀にハスが生育し、夏の開花はお城の風物詩だったそうだが、10年ほど前に姿を消した。原因は増えすぎたミシシッピアカミミガメが、ハスの芽を食べてしまうことにあった。そこからはじまった外来種防除プロジェクト、現在アカミミガメの目視数は随分と減って、防護柵の中のハスは開花こそ見られないが芽吹いて葉を広げている。
お城の御壕は市街地の貴重な水辺である。城が機能していた頃の御壕にはどんな生物がいたのだろうか?歴史や文化から、かつての環境へも目を向けさせられる。防除したアカミミガメは地元の高校生たちによって堆肥化が進められているそうだ。
http://sumasui.jp/common/pdf/H30.2.Kiraku15_10.pdf
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