こおりにしやまじょう

桑折西山城

福島県伊達郡


旧国名 : 陸奥

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本丸
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しんしんちゃん

梁川城と並ぶ伊達氏の本拠。 (2019/08/12 訪問)

桑折西山城は西方を除く三方を産ヶ沢に囲まれた高館山に築かれています。大手門から本丸に至り、西に二の丸、その先に中館・西館があるようで広大な城域を持っています。
文治5年(1189)源頼朝と藤原泰衡が衝突した奥州合戦にて功のあった中村常陸介朝宗が伊達郡を与えられ伊達氏を名乗ったとされます。その後、官道の要衝たる伊達郡桑折の近くに赤館を築いて移ったとあります。天文元年(1532)に梁川城から西山城に移ったとする記述もあるようで柳川城と桑折西山城は伊達氏の本拠とされているようです。伊達稙宗・晴宗父子における親子の争乱(天文の乱)では戦場となり周囲の豪族の仲介と将軍足利義輝の命により和睦が成り、その条件の一つとして西山城は廃城となり晴宗は家督を継ぎ米沢に移っていったそうです。

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ぎりょう

陸奥国守護伊達稙宗の山城に登る (2022/06/05 訪問)

自身が所属する古文書を読む会の移動研修会で桑折西山城を訪問した。4月に研修予定地の事前調査で訪問した日は雨だったが今日は天気に恵まれ、参加会員35名と桑折町のボランテイアガイドさん4名の同行で登城でき、陸奥国守護伊達稙宗が築いた戦国大名伊達氏本拠地の山城を楽しむことができた。
今日は桑折町教育委員会作成の「国指定史跡桑折西山城散策map」モデルコース【本丸往復コース】(約1時間)。大手口登城口⇒大手門跡⇒本丸⇒大手口登城口のコース。登城口近くの「大かや園」に併設されている桑折西山城跡ガイダンス施設を見学後、約20分をかけて本丸に。
比高約80mの本丸からは福島盆地や東北新幹線、東北本線・国道4号線、桑折の街並みが一望できる。古くから奥州街道と羽州街道の分岐点で、交通の要衝であったこの地に本拠地を移した稙宗の考えがよく理解できた。
城は本丸・二ノ丸と中館・西館で構成されており、発掘調査による出土品からいずれも稙宗築城時から存在していたことが判っている。
しかし中館・西館は戦国末期に改修されていることも判っているのだが、政宗(17代・仙台藩祖)によるものか、蒲生氏や上杉氏によるものかは確認できていないと云う。
次回こそは堀切・桝形状虎口など戦国末期の遺構が残る中館・西館を時間をかけて巡りたいと思う。城址は時節柄か草が伸びていたが、ガイドさんのお話では、翌週から草刈りを実施予定とのこと。

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ぎりょう

伊達氏発祥の地を巡る②福島県桑折町 (2022/04/29 訪問)

この日の2城目は桑折西山城。伊達氏初代の朝宗が「高館城」として築城したとの伝承があるが、中世山城として大規模な改修がなされるのは、14代稙宗の時代となる。稙宗は大永2年(1522)陸奥国守護に任じられ名実ともに奥羽の覇者となり、その権威にふさわしい城が必要となり、梁川城から桑折西山城に移った。
桑折西山城は稙宗時代に活用された本丸・二ノ丸の部分と、戦国末期に改修された中館・西館部分がある。現在、本丸中心部には当時伊達氏が政治・儀式・接待を行った中心建物の柱跡をかたどった展示がなされている。
この日は午後から雨となり中館・西館はパス。写真も写りがいまいちですね(笑)6月の再訪問後に再度投稿いたします。
攻城に当たっての駐車場は「観音寺」または「うぶかの郷」の駐車場を利用でき、いずれからも本丸まで徒歩20分ほど。なお、攻城前に老人福祉センター「大かや園」に併設されている「桑折西山城ガイダンス施設」で情報収集をされることをおすすめしたい。
搦手口に近い温泉施設「うぶかの郷」は登城後の入浴に最適。地元名産の献上桃を餌に飼育したロイヤルピーチポークを使ったかつ定食など食事も楽しめる。
桑折町は伊達氏関連史跡、寺社、旧伊達郡役所、奥州・羽州街道分岐点「追分」など見どころも多く楽しめます。

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刑部

時代先駆けの城 (2022/04/02 訪問)

NHK TV 【英雄たちの選択】で放映してから行きたくて行きたくてたまらなかった城址!、念願叶って行くことが出来ました!
まずはガイダンスで情報収集、千田先生のサインを見て いざ! 攻城! 観音寺の駐車場に車を止めて大手道からと思いきやここは未整備の為侵入禁止残念。大手門から砲台場跡へここは幕末で改修されたようです。次に向かったのが本丸跡中心部には何度も建て替えられた建物あとがあります。本丸から二ノ丸へ行く途中空堀がありそこにはなんと畝堀があるではありませんか二ノ丸から更に奥の空堀を通り中館へここもかなり広いですね。そして1番の見所中館と西館の間にある空堀!堀切のように深い、土塁の高さが違いますね中館側の土塁が高く優位性がわかります。最後は西館の桝形虎口、化粧道に通じ桝形が二重になつた城の出入り口 内枡形は石積みです。この虎口はかなり高低差があり特徴的な遺構が残されていました。興奮と感動の連続の城址でした!

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城郭情報

分類・構造 山城
築城主 伊達朝宗?
築城年 文治5年(1189)
主な城主 伊達氏
廃城年 延宝10年(1682)
遺構 曲輪(高館、赤館、西館)、土塁、横堀(空堀)、石垣
指定文化財 国史跡(桑折西山城跡)
再建造物 石碑、説明板
住所 福島県伊達郡桑折町万正寺
問い合わせ先 桑折町生涯学習課(桑折町中央公民館)
問い合わせ先電話番号 024-582-3104