東北では珍しい総石垣のお城で、いろいろな石垣を楽しむことができました。
二ノ丸跡に石川啄木の歌碑があり、盛岡中学時代の啄木が学校から逃げ出してきて、不来方城(盛岡城)の二ノ丸で、文学書、哲学書を読み、昼寝の夢を結んだと書かれていて、「啄木も学校サボっていたんだ」と笑ってしまいました。
「不来方(こずかた)のお城の草に寝ころびて空に吸はれし十五の心」
盛岡城の二ノ丸で、啄木が眺めていた空を同じように眺めるのもいいかもしれません。
また、啄木の他に宮沢賢治も、城のすぐそばの下の橋のたもとの玉井家に下宿していたそうで、現在では井戸だけが残されており「賢治清水」と名前が付けられ、「ちゃんがちゃがうまこ」の歌碑があったので、石川啄木と宮沢賢治が好きな方はよりお城を楽しめるのではないでしょうか。
立派な高石垣等もいいですが、烏帽子岩も神秘的で必見です。
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