鬼ノ城は、標高約400mの鬼城山に築かれ、吉備高原の最南端に位置し総社平野は勿論、瀬戸内海を見渡すことが出来る古代山城です。築城年代は文献が乏しく分っていないそうですが、古代の総社平野は吉備の中心として栄え、政治・経済・文化・交通の要衝にあり、その背後に鬼ノ城が築かれていることから、飛鳥・奈良・平安の時代に築かれたものとされています。鬼ノ城は壮大で鬼城山の八合目から九合目を取り囲むよう様にして築かれた城壁で囲まれ、その全周は約2.8kmにもなり、城壁には城門が4カ所、水門が6カ所角楼が1カ所、各種の施設が設けられています。
古代山城にはあまり興味が無かった自分ですが、NHKの「日本最強の城」で紹介されていたのを見て、11年振り2度目の再訪を決めました。登城前から雨が降りしきり、傘をさしての登城となりましたが、よく整備されており足元には苦はありませんでした。見所も随所にあり、復元された西門をはじめ、屏風折れの石垣や水門などが当時を想像させてくれています。
+ 続きを読む