福岡に住む両親が名古屋に用事で来たので、国宝の犬山城を案内したのですが、犬山城下にあるもう一つの国宝で茶室の『如庵』も見せてあげたいと思いHPを見てみると『日本庭園「有楽苑」(うらくえん)では、建造物等の保存修理工事のため、2019年3月1日(金)~2021年秋頃まで公開休止』の文字が。
まだ2月だったので、両親に『如庵』を見せてあげることは叶いましたが、HPを見ると公開休止の案内は1月1日に告知されていました。公開休止の2ヶ月前の告知はちょっと期間が短いような・・・私も両親が名古屋に来なかったら気付かないまま公開休止になっていたと思います。
『如庵』は元和4年(1618年)に、織田信長の弟・織田有楽斎こと長益(ながます)が、京の建仁寺の塔頭・正伝院に造った茶室で、昭和47年(1972年)に、名古屋鉄道によって名鉄犬山ホテルに移築されました。国宝に指定されている三つの茶室の一つです。後の二つは京都大徳寺龍光院の密庵と京都山崎妙喜庵の待庵ですが、大徳寺の龍光院さんは拝観謝絶の硬派な寺院さんなので(何年か前に行きましたが大徳寺さんは本当に拝観謝絶の塔頭ばかりでした)、実質二つ見られる国宝茶室の内の一つです。
有楽苑への入苑料が1000円と、犬山城より高いですが、歴史や茶道や建築・庭園に興味のある方なら満足すると思います。犬山城との共通券があり、別々に買うより200円くらい安くなるので、両方行かれる方は共通券を買った方がお得です。
後、2月24日(日)は「犬山ハーフマラソン」開催の為、犬山城の近くも交通規制されるので、特に車での訪問予定の方はハーフマラソンのHPでコースの確認と駐車場の確認をした方がよいと思います。本日も「いぬやまランニングフェスティバル2019」の為、犬山城の第一駐車場が閉鎖されていたので、車ではなく電車で訪問したのですが、第二駐車場は案の定満車でした。第三駐車場は犬山駅より遠く、犬山城まで徒歩20分です・・・
+ 続きを読む