会津から関西に帰るには、白河に戻るより新潟に出たほうが早いようで、調べていると、上越市から南下して長野県を縦断するルートもある模様。「ニッポン城めぐり」の国宝五城をめぐるイベントの期限も迫っており、ちょうど5月末までに松本城に行きたいと思っていましたし、これは帰り道に立ち寄るしか! …ということで、夜中に高速を走り、梓川SAで仮眠をとって、朝一番で松本城へ。GW中でもあり天守入場制限も覚悟していましたが、さすがに10連休の最終日となると人出はさほどでもなく、ゆったりと見て回ることができました。
さて、松本城というと、小学生の頃にプラモデルを作って以来、ずっと行きたいと思いつつもなかなか機会に恵まれませんでしたが、30数年越しに念願叶って見上げる天守群は……最高でした!
北アルプスを借景に聳え立つ漆黒の天守群。両脇に小天守と櫓を従えた威風堂々たる佇まい。眺める角度が変わるごとに見せる表情が異なり、いくら見ていても見飽きることがありません。外観の重厚な美しさだけでなく、天守内には数多くの狭間や石落が設けられており、実戦的な装い。かと思えば、三方の舞良戸を開け放った月見櫓は光にあふれ、薄暗い大天守内とは別世界の華やかさ。この質実剛健と優雅の調和こそが松本城の魅力であることを実感しました。まさに国の宝だよ…。
(続きます)
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