松ヶ島城は天正8年(1580)に織田信雄が入り、かつては五層の天守がそびえ立っていたそうです。後に蒲生氏郷が入りますが、天正16年(1588)に新たに松坂城を築いて城下の住民ごと強制的に移住したので、松ヶ島は元の漁村に戻ったと伝えられています。
かつては伊勢湾に面した海陸の要衝に築かれた城でしたが、今では本丸天守台跡に土盛りが残り、周囲の住宅地に堀跡が残っている程度です。天守台跡に登れば、かつての城址周辺を見渡すことが出来ます。
城郭放浪記さんの情報によると松坂市愛宕町の竜泉寺には松ヶ島城の裏門が移築されているとのことです。
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