久居陣屋は寛文10年から藤堂高通(藤堂高虎の孫で嫡男高次の次男)によって造築され
一年余の工期を以て完成したとされています。高通は5万石を分領され大名格ではあった
ものの城を築くことはゆるされず、陣屋として築かれました。大手は東に付き、陣屋の
大部分は久居中学校の敷地内です。かつて御殿のあった南西部は公園となっていて
立ち入りが可能です。南から西側にかけてフェンスが掛けられていて、一部ですが
フェンス越しに土塁を見ることが出来ます。西側に大きな空堀があるようですが藪が
通路を遮り確認は困難です。城下各地に武家屋敷の長屋門があると城郭体系には
記載がありますが確認できていません。
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