(続き)
もちろん明石城の見どころは本丸周辺だけでなく、東ノ丸の東側と北側には虎口の石垣が遺り、東ノ丸北東部には薬研堀、東部には箱堀(藪でよく見えませんが)が、本丸と二ノ丸の北側には搦め手の守りとされた桜堀があり、桜堀の北側の木立の中には門跡の石垣が見られます。桜堀の北西部にある広大な剛ノ池は北の守りの要で、本丸西側の稲荷曲輪には櫓台が遺り、石垣が周囲を取り巻いています。
城下町にも見どころは多く、東ノ丸から東に徒歩約5分の明石神社には、明石城の太鼓門に置かれていた明石城太鼓が展示され、そこから東に徒歩約2分の本松寺には、明石藩主・小笠原忠政の客分だった宮本武蔵の作庭と伝わる庭園があり(ジャイアント馬場のお墓もあるようです)、さらに東に徒歩約3分の月照寺には、明石城の切手門(元々は伏見城の薬医門)が山門として移築されています。
また、城下町南部の明石港には、明暦3年(1657年)に造られた旧波門崎燈籠堂(明石城公園正面入口から南に徒歩約15分)があり、昭和38年まで300年以上にわたって明石海峡を行く船を導き続けました。
明石港に向かう前に、魚の棚商店街で遅い昼食を。明石焼(玉子焼)かタイかタコか海鮮か迷いましたが、これまでちゃんとした店で食べたことがなかった明石焼を、ということで「たこ磯」に向かうも、午後2時過ぎでもまだ通りまで行列が…。あきらめて南に歩きかけたところで、たこ磯の別館を発見。こちらは知られてないのか行列もなく、すぐに席に着くことができました。注文は、玉子焼(タコとアナゴのハーフ)とたこ飯のセットを。ふわふわで口の中でほどける玉子焼と上品な出汁、タコとアナゴの風味の違いも楽しく、さらにたこ飯でお腹も満たされて、大満足の昼食でした。
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