福井から北上しようと思ったが金沢から富山にかけて前線が停滞し雨模様なので南下することに。
小谷城や玄蕃尾城の比高を考えると、いまいち踏み切れない。 どうも疲れてきたようだ。
楽な城はないか、あれこれ考えながら走っているうちに岐阜まで来てしまった。
美濃○○城といえば・・・、どこ? 浮かんだのが美濃金山城だった。
何か所かある駐車場のうち、森蘭丸の産湯の井戸が再建されている蘭丸広場に停めた。
整備された広場には近くの幼稚園児たちが遠足にきて楽しそうに走りまわっている。
城跡を望む一面には桜の木が植わっており、その季節にはここも満車になりそうだ。
桜を愛でる散策路を登っていくと駐車場となっている出丸の石垣が見えてきた。
この城で一番大きな石垣とのことだが、造られた時代から考えるとかなりのものだ。
織田家にとっての、この地と森家の重要度のほどがうかがえる
散策路を外れ近くに行きたかったが、子供たちの手前そうもいかず遠くから見ることに。
本丸へ向かうにつれ、ほとんどの石垣には破城の痕跡が残っている。
崩落の危険防止や現状保存のためだろうか、ロープで囲っている箇所が多い。
このような箇所は、このまま現状保存をしていくのだろうか?
それともいつかは積み直しをするのだろうか?
本丸への虎口を横目に東腰曲輪へ向かっていて、突然固まった。
イノシシか!! と一瞬思ったが、なんとニホンカモシカと遭遇した。
写真を撮りつつ見つめ合っていたが、飽きたのかあちらが何事もなかったかのように
地面を食み出したので、そーっと後ずさりしながら本丸へと登る。
しばらく上から写真やら動画を撮ってみたが、動きが小さくて動画はすぐに止めた。
ひととおり本丸を見て引き返してみたら、まだなにか探しながら食べている。
「おーい。 そっちに行きたいのだけど、退いてくれる~。」 と、試しに声をかけてみた。
ちょっとこっちを見上げたけど、すぐにまたなにやら食べだした。
「あっ、シカト しやがった。」 「ヘヘッ、シカトだって・・」。 と、ひとり笑い。
なので、東腰曲輪は未踏。 しかも、本丸虎口もしっかりと見れていない。
二の丸で下草を刈る作業をしていただいている地元の方にカモシカの事を話すと、
「子供だった?」 「カモシカを見たのは初めてなので大人か子供か、分からない」と私。
「親子で二、三頭 いるのだが、そういえばこの頃は一頭しか見ないなー」 と。
家族がどうなったのか少し気になりながら駐車場に戻り、幼稚園の先生や子供たちに
カモシカがいたことを話すと、やはり知っていた。
この辺りでは有名人(?)みたいだ。
破却痕の残る戦国後期の山城であり、野生のカモシカにも遇えるこの城は、お勧めです。
存在を知らなかったので私は行っていませんが、麓の街中に【戦国山城ミュージアム】や
【観光交流館】いう施設があるようです。
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