JR水戸駅北口から水戸城の南側を通る国道51号を進み、常磐線と桜川を渡り、川に沿って東に進んだ路地に入ったところにある水戸市竹隈市民センターの東側に城址碑があります。
慶安4年(1651)に千波湖に築かれた柳堤(りょうじょう)の築造の際に、武熊城跡から採土が行われ、城跡は消滅してしまい、遺構は残っていません。
城に関する地名については一部残っていて、石碑から北東に少し行ったところに「搦手橋」という桜川にかかる橋が現在も存在しています。
また国道51号近くの柵町児童公園には、柳堤の石碑があります。武熊城の土で築造された柳堤も、大正から昭和初期にかけての千波湖の東側の埋め立てで失われてしまったようです。ですが柳堤の名前は、こちらも桜川にかかる橋の名前としては現在も残っています。
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