【小倉山城】
<駐車場他>小倉公園駐車場
<交通手段>車
<見所>石垣・曲輪
<感想>1泊2日郡上の旅5城目。小倉山城は高山藩主金森長近が家督を養子である可重に譲り隠居し1605年に隠居城として築きました。その後、後に生まれた長近の実子長光に2万石が分知されこの地に上有知藩が成立しましたが長光は6歳で夭折したため、上有知藩は廃藩となり小倉山城は廃城となり上有知は尾張藩の直轄領となりました。現在でも城下町は残っており、うだつの上がる町並みとして重要伝統的建造物群保存地区となっています。
城跡は野外ステージの模擬櫓が建つ曲輪が本丸、駐車場が二の丸となっています。本丸の石垣と城門跡の石段はよく残っており見応えがあります。山頂までの中腹部分にも所々薄っすらと石垣が残っている場所があり探索しながら登るのが楽しいです。山頂の少し手前に巨石群がありスピリチュアルな場所だったとも思われます。山頂の西側にも岩盤が突き出ており自然かもしれませんが堀切状になっています。城跡の東側に忠魂碑のある曲輪とその下段も曲輪だったように思います。忠魂碑の台座の石垣は城跡の物を流用しているように見えました。山頂には展望台があって南の城下町、北は長良川が見え隠居城ながら後ろ堅固な立地に築城しているのがよく分かります。
ちょうど桜が満開で本丸石垣とよく合っていました。駐車場の東側にミニ動物園もあってなかなか楽しめました。
<満足度>◆◆◇
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