高根城は、標高420mの九頭合の山頂に位置し、南北朝時代、後醍醐天皇の孫尹良親王を守るためにこの地の豪族、奥山定則が築いたとされています。戦国時代、この地を治めていた今川義元公が桶狭間で討たれると、三河の徳川家康公や、甲斐の武田信玄公の勢力が及ぶところとなり、武田氏と徳川氏の争奪の地となりましたが、高根城主民部少輔貞益の時、信州遠山郷の遠山土佐守に攻められ落城しています。この頃、高根城は武田方の遠江侵攻の拠点として、大改修が行われたと考えられています。
現在の高根城は市指定史跡として、発掘調査をもとに復元整備が行われ、本曲輪には、井楼櫓・主殿(管理棟)・城門などが復元され戦国時代の山城が再現されています。
城びとの「日本100名城・続日本100名城に負けない名城」を見て、3回目の訪問を決めました。車を利用し、自宅から2時間ほどで行くことが出来、駐車場・トイレも完備されています。また、駐車場からの登山道もよく整備されています。そして何よりこれほど復元されているにも関わらず、無料なんです。(*^▽^*)
戦国時代の山城が忠実に復元され、自分が訪問した際は、朝靄がかかり今にも戦国の武者が出てきそうな感じで、戦国にふれた時間を過ごすことが出来ました。
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