小川町駅から徒歩30分程度。街道沿いには蔵や旧家があり、商家が建ち並んで賑やかだっただろう時代を想像しながら町歩きしました。
山城登城前の覚悟や緊張感は登城口のwelcome感で変わってくるのですが、腰越城には案内看板などが複数設置されており、この雰囲気なら大丈夫そうだなとまずは一安心です。
城跡は山頂なので最初は山登り。整備してくださっているので危険だったり迷ったりということはありません。
尾根の左手の山が城域。このすぐ上に本郭がありそうなのですが、道がない?二郭へワープできそうな階段も通行禁止。なので先へ進むしかありません。下っていくのが少し不安でしたが、横堀・土塁・竪堀セットが現れたのでほっとしました。
腰越城には竪堀がたくさんあって、このお城のチェックポイントである囮小口も竪堀仕様。見下ろしたり上を覗いたりできる階段が上まで続いていなくて囮階段みたいでした。石積みは……いつのものだろう?
案内経路に従って(実際は逆順)西郭へ。小さな祠がありました。堀切、竪堀、帯曲輪、小口、いろいろあって複雑に行ったり来たりの迷路のようになってきたところで写真⑥の分岐が見えてきました。案内板も見当たらず、運命の分かれ道か⁉︎とドキドキしつつ右側の道を覗いてみたら、先ほどの囮小口の上で、こういうことなのかと納得しました。おもしろいです。左へ進み、無事、二郭、本郭へたどり着きました。
コンパクトなお城に見どころ(仕掛け)が凝縮されていました。腐食して通行禁止の階段のおかげ(?)で往復堪能出来たので二度おいしかったです。
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