江戸時代の真壁陣屋跡に建つ真壁伝承館に寄って資料や出土品などを見学、パンフレットをいただいてから城址へ向かいました。国の重要伝統的建造物群保存地区である城下町を散策しながら10分くらいです。
外曲輪北虎口から見ていきました。通ってきた道が城外の家臣屋敷へと続く道だったことやⅣの堀が畝堀だったこと、また東虎口周辺の様子などもポイントごとの説明板で理解でき、ありがたかったです。復元土塁の上からも眺められます。
東虎口南の小山は城の守護神である鹿島神社。境内であったために残された現存土塁が一気にかの時代へと連れて行ってくれました。
外枡形の土塁が復元された南虎口で敵兵として突破し討たれるところまで疑似体験し、中城地区へ。発掘調査で出土した庭園には茶室や能舞台などもあったそうです。軍事施設中心部につくられた池泉庭園は肥前名護屋に在陣した真壁氏基が影響を受けた可能性があるとのこと。凸凹を覆うブルーシートに文禄・慶長浪漫を駆り立てられます。
発掘調査の成果に基づき復元された土塁や園路などにより在りし日の姿を学び知ることができ、筑波山を背景に上空を悠然と漂うパラグライダーも取り込んだ春の城址を存分に楽しみました。
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