久々の過去の城郭巡りの振り返り、第25弾は滋賀県彦根市の彦根城。
琵琶湖東岸の、鈴鹿山脈との間の平地が狭くなるポイント。
西は京都・大阪、東は北陸へ至る北国街道東近江路や関東へ至る中山道に通じる交通の要衝。
そんなエリアにおける比高約50mの彦根山を城塞化した城。
関ケ原の後、井伊直政の嫡男直継の時代に築城され、以後幕末まで彦根藩主を務めた井伊氏16代の城。
現在も江戸期の城郭を概ね残し、国宝の天守を始め、三重櫓や天秤櫓、太鼓門などが現存。
訪問時はほぼパンフレットの順路で進み、最も強いインパクトを受けたのが天秤櫓前。不規則な石段の表坂を登ると、鐘の丸と太鼓丸の間の深い大堀切に行きつき、一旦背を向けて鐘の丸に上がることで大堀切の先の天秤櫓に対峙できる構造。
装飾の多い天守も82の隠し狭間を備えており、イメージ以上に要塞レベルが高い城。
もう記憶が不鮮明な部分も多いが、玄宮園を含めて約2時間半滞在。
登り石垣や城郭北部が未訪のため、またいつか訪れたい彦根城です。
+ 続きを読む











