JR久留里線の一部(末端区間の久留里~上総亀山間)が近いうちに廃止になることが決定したというニュースを聞き、廃止される上総亀山駅までの乗車がてら、訪問してきました。(木更津~久留里間の鉄路は維持されるようです。)
久留里駅から本丸(模擬天守)までは、徒歩35分ほどです。道中は一部、道幅が狭いので通行には注意してください。
トンネルをくぐり、旧登城路に沿って火薬庫跡→堀切Ⅰ→堀切Ⅱ→久留里曲輪→二の丸(資料館)→天神曲輪→男井戸・女井戸→波多野曲輪→本丸跡(模擬天守)→新登城路→堀切Ⅰの順で見学。
旧登城路側は標柱が各所に設置されているので、登る際は、こちらの方がおすすめです。(私は遭遇しませんでしたが、旧登城路側はヒルが出ることもあるみたいですので、対策を忘れずに!!)
二の丸の資料館では、久留里城の歴史の展示が行われています。また縄張り図が配布されていましたので、ここで入手しました。
天守の建物付近は令和5年の地震で、瓦の崩落があり、危険ということで立ち入り禁止になっていました。(天守外観と天守台、丹生廟遺迹の石碑は見学可能。本丸の先の怒田尾根・弥陀曲輪方面は立ち入りができないようになっていました。)また天神曲輪から続く林道側(東尾根)も崩落の危険性があるということで、こちらも立ち入り禁止になっていました。
模擬天守には入れず残念でしたが、本丸は12月終盤でしたが紅葉しており、とても楽しめました。そして模擬天守の脇に江戸時代の天守台があるという、他ではあまり見られぬ状況になっているのが、現在の久留里城の本丸の面白い特徴だと感じました。
帰路は二の丸から、新しい登城路の方を利用して下山しました。新登城路は、堀切Ⅰの見学におすすめです。舗装されていますが、V字の構造が色濃く残っている様子を見ることができました。
結びに一日も早い久留里城の復旧を切に願っております。
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